ETALON X-AX レーザーバー
工作機械校正と、測定誤差補正の複雑さを大幅に軽減します。
さらに詳しく
ETALON X-AX レーザーバーは、小~中型3軸~5軸の工作機械を校正する際に、装置を複数準備する必要が解消されます。単一の、半自動式の機械システムにより、ボタンを押すだけで、迅速に測定結果を提供します。特許を取得した測定技術を使って容積原単位の機械偏差を測定する、コンパクトで軽量、費用対効果の高いソリューションです。
線形と回転軸の偏差の決定
従来の測定装置では、5軸機械の合計の形状偏差の取得作業には、数日間かかる場合がありました。X-AX LASERBARなら、わずか数時間で5軸機械の完全な形状偏差をすべて取得することができます。
X-AX レーザーバーは、干渉計測定により、工作機械の形状条件を決定します。このレーザーは、多段階のテレスコープ伸縮チューブを使用し、機械で作業エリアをガイドします。チューブの端は、それぞれ磁気ネストに基づく精密な球体で支えられています。これにより3軸、4軸あるいは5つ以上の軸を備えた、小型から中型の工作機械の校正を可能にします。
迅速なソフトウェア分析およびレポート
洗練されたTRAC-CALソフトウェアと合わせることで、この測定システムは、工作機械の全作業エリアを分析できます。システムは、1μmの空間精度を提供し、位置偏差、両方向の直進偏差、回転偏差(ピッチ、ヨー、ロール)、および互いの軸の垂直度を決定します。角度のポジショニング偏差、軸および放射方向移動、ならびに回転軸の揺れ、そして機械座標系内の軸の向きが、完全に記録されます。このシステムは、さらにボタンを押すだけで、ドキュメンテーション記録のための測定報告書を生成できます。
工作機械の精度を高めるため、コントロールシステムのための修正データを、自動的に生成することができます。これは、形状エラーを最大限に縮小し、再加工が必要となる不良品や不合格部品をほとんど発生させない、安定した生産工程をもたらします。
X-AX LASERBAR
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製品特長マシンの高速で独立したモニタリング
様々なマシンを、数ステップのみでモニタリング、確認、文書化することができます。その他ソリューションと比較し、X-AX レーザーバーは、より少ない時間と労力で、より多くの形状データをキャプチャできます。
品質に合わせた適切な軸形状の決定
線形軸の場合: 両方向の直進偏差、ピッチ、ヨー、ロール、位置(6 DOF)+直角度、軸長さ最大1.5 mまで。
回転軸の場合: 軸方向の振れおよび放射方向振れ、歳差運動(みそすり運動・ウォブル)、また角度ポジショニング(6DOF)+向き。
オプションの容積補償で最大の確度ゲイン
マシンの形状が許容差外である場合、ワンステップで補償データをエクスポートし、適切な機械制御器にインポートし、最高水準の精度を保証することができます。
標準準拠のマシン検証
検証測定は、オプションとしてISO 230-4(ボールバーテスト)とISO 230-2、-6あるいはVDI 3441基準準拠モデルを利用可能です。
軽量、柔軟な使用が可能な汎用装置
その現代的工業設計により、X-AX LASERBARは、様々なマシン・サイズおよびタイプに最小限の作業労力でマウントできます。したがってX-AX レーザーバーは、様々な位置での使用に適しており、多数の機械を別途購入する必要がなくなります。 -
テクニカルデータ不確実性 U(95%) = 1.0 µm
測定範囲 270 mm – 1050 mm / 210 - 745 mm
水平角度の範囲 位置限界なし
垂直角度の範囲 -45° ~ +75°
重量 0.4kg(センサーボックス除く)
不確実性
測定範囲
水平角度の範囲
垂直角度の範囲
重量
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ダウンロード資料Etalon X-AX Laserbar Brochure
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