EDGECAM Waveform
サイクルタイムを短縮するために、材料との一定な噛み合いを実現します。
サイクルタイムを短縮するために、材料との一定な噛み合いを実現します。
製品機能
特長一覧:
- サイクルタイムの短縮
- ツール寿命の改善
- 機械のメンテナンスサイクルの延長
- チップの負荷を一定に維持
- より深く、より速く切削
材料との一定な噛み合い: 同心円状のパターンは一見シンプルに見えますが、問題はツールが各コーナーに「食い込む」ことでツールに過負荷がかかり、ツール寿命の低下やツールの破損につながることです。現実には、工作機械のオペレータは、サイクル送り速度を下げて補正する必要があるかも知れません。それによって、製造時間は増加します。
Waveformは一定な噛み合いを維持するため、送り速度はサイクル全体を通して最適な値に保たれます。これにより、ツール寿命を改善し、ツール破損のリスクが大幅に減少します。
Waveformパターン: 一定なチップ負荷を維持するために、このサイクルでは「ストックからパーツへ」という哲学に基づいて加工を行います。これにより、特に外周部での断続的な切削が減り、ツールが浮き上がることなく、より長い時間被削材と噛み合います。従来のサイクルでは一般的にストックに出会うまでコンポーネントをオフセットしていました。これは、鋭いコーナーや不連続なツールパスの生成につながる可能性があります。
ポケット領域では、ツールは中央で深さまでヘリカル状に入り込み、ポケットの縁に達するまで連続したスパイラルカットができるようにポケットを開きます。残った角は取り除かれます。
ツールとの噛み合いを自動調整: ツールとの噛み合いと切り屑の負荷を維持するために、ツールパスは自動的に調整されます。
凹部で切削する場合、ツールとの噛み合いが大きくなります。このサイクルは、パス間のステップオーバーを補正し、望ましい噛み合いを維持するように調整します。
凸部を切削する場合、逆の影響が生じます。材料が落下するにつれて、ツール経路のステップオーバーが増加し、所望の噛み合いを維持します。
スムーズなツールパス: サイクルがスムーズな接線ツールパスを生成することを保証することにより、機械の速度を維持し、所望の送り速度を達成できます。これには、機械やコンポーネントへの揺れや振動を軽減するという利点もあります。
ツールパスのリンク: サイクル内のリンクは、工作機械の迅速および高速送り速度設定を認識します。次の切削に移動するとき、サイクルは自動的にそのポイントに到達するための最速の方法を選択します。局所的なエリアではツールは深い位置にとどまりますが、長い移動ではツールは後退し、位置まで急降下します。
深い位置にとどまる: ツールが深い位置に留まると、パスは必要に応じて自動的にストックの周りを移動します。深い位置での移動は高速な送りで行うことができ、ツールがパーツの底で擦れるのを防ぐために、ユーザーは小さな後退を指定できます。
シンプルなインターフェイス: このサイクルでは、可能な限りパーツとCode Generatorの情報を使用するようにし、ユーザーが波形パターンを調整できるインターフェイスは3つのモディファイアーのみに維持しました。これにより、このサイクルは簡単に適用でき、メインの荒加工サイクルに統合されます。
フルカット深さ加工(高速加工): Waveform Roughingは、一定量の材料を確実に除去することで、標準的な荒加工を大幅に改善します。加えて、これは特に硬い素材に対する高速加工の道を開くものでもあります。
可能な限りフルートの長さに沿って切削することで、先端だけでなく、フルートの長さ全体に均等に摩耗を分散させることができます。ラジアルカット深さを小さくすることで、安定した切削力を確保し、フルートから切削材を逃がすことができます。熱の大半がチップ内で除去されるため、ツール寿命はさらに延びます。
硬い材料で達成できる送り速度と切り込み深さの例を、メートル単位とインペリアル単位の両方で以下に示します。
材質 |
SS1650炭素鋼 |
6AL4Vチタン |
ツール |
10 mmエンドミル |
1/2インチエンドミル |
切削深さ |
20mm |
3/4インチ |
ステップオーバー |
10% |
10% |
送り速度 |
5700mm/min |
50 in/min |
スピード |
9500 rpm |
3128 rpm |