Absolute Scanner: モジュール
絶対的なモジュールのスキャン機能
準備はいいですか?
Absolute Scanner AS1 は、革新的なモジュラー・ハードウェア・アーキテクチャとして構築され、レーザートラッカーとポータブル測定アームの両方で動作可能な3Dセンサーです。
Absolute Arm は、最大直径4.5 mまでの範囲を高精度で測定できることで定評のあるシステムです。これは、特許取得のAbsolute Encoderがすべてのアームの関節に組み込まれており、比類のない位置精度が確保されています。
またAbsolute Positioner AP21を使うと、Leica Absolute Tracker AT960からの位置参照を使用して、AS1を使用できます。 AT960はAP21の高精度リフレクターを最大30 mの距離まで正確に追跡でき、Absolute Tracker独自のPower Lock機能により測定中は常にターゲットをロックすることができます。 またAP21は、コンスタレーションLEDを装備しており、これをトラッカーのmini variozoomカメラが見ることで非常に正確なスキャナーの向きデータを計算できます。
AS1がアームとトラッカーの両プラットフォームで測定することを可能としている中心モジュールは、Hexagonの特許であるキネマティックジョイントシステムです。これにより、センサーをデバイスへ素早く簡単に取り付け・取り外しすることができます。このシステムは、Absolute Armおよび Hexagon CMM により十分に確立されています。さらにAP21の登場により、レーザートラッカーの世界にも導入されました。
AS1 はキネマティックジョイントのおかげで、AP21もしくは7軸 Absolute Armにロックスイッチの簡単な操作だけで装着できるようになっています。また、切り替え時にも時間のかかる再アラインメントは必要なく、取り付けるだけでそのまま測定を続けることができます。
このモジュールコンセプトは、時間を節約し、経費を削減できる大きなポテンシャルがあります。 自動車製造の現場では、同じAS1 スキャナー・モジュールを必要に応じて、内部の品質管理を行う Absolute Arm とパイロットプラントの中でフラッシュ&ギャップ検査を行なうAbsolute Tracker+AP21の間で移動させて使用できます。あるいは航空宇宙産業では、同じAS1 スキャナーを、Absolute Armによるウィング構造内部のリブのスキャンと、AP21とAbsolute Trackerによるウィング外表面のスキャンとを自在に切り替えて使うことができます。
さらに従来のスキャナー・ハードウェアと比較し、 AS1の構造のモジュールコンセプトは整備性が改善されています。 機能について問題があった場合、ポジショナーとスキャナーのいずれの問題か切りわけができ、システム内で故障した部品のみを修理/交換できます。これはオートメーション・コンテキストにも最適で、衝突があった場合も、ユーザーが直ちにスキャナー・ユニットを交換するだけで済むため、システム・スループットの損失をほとんど発生させません。
AS1の真価は、まだ完全には解明されていませんが、私たちは、「未来は自動化にあり」ということを確信しています。
AS1: 世界初、トラッカーとアームの両方に対応できる3Dレーザースキャナー
Leica Absolute Tracker AT960
キャリーケース1つに収まるオールインワン型ポータブルレーザートラッカーです。高パフォーマンスかつ操作性の高い6DoF測定を、コンパクトに持ち運び易い形で実現しました。
Absolute Scanner AS1
最大毎秒120万ポイントの高速データ収集、産業用ロボットに搭載して完全自動化にも対応、クラス最高の精度およびデータ品質を兼ね備えているレーザスキャナーです。レーザートラッカーおよびポータブル測定アーム・システムの両方で使用できる、業界初のクロスプラットフォームスキャナーです。
ポータブル測定アーム について
ポータブル測定アームを使用して計測器を直接製造現場に置くメリットを発見するとともに、Absolute Arm レンジによる業務改善方法を見つけ出します。用途にあったアームの適正な型式、精度およびサイズの選択法が見つかります。