SURFCAM Post Processors

SURFCAMとサードパーティのポストプロセッサ:

SURFCAM Post Processors

• M-Post
• S-Post

サードパーティのポストプロセッサ

• OmegaPost
• 3DPost

免責事項：SURFCAMに付属しているポストプロセッサに加えて、サードパーティの再販業者が提供しているポストプロセッサもあります。全てのSURFCAMサードパーティのポストプロセッサは、SURFCAMの生産性を向上させるために設計されています。以下のサードパーティのSURFCAMポストプロセッサは、SURFCAMが開発または管理しているものではないため、これらのアドインがお客様の(複数の)システムに与える損失、損害、変更について、SURFCAMは一切の責任を負いません。サードパーティのSURFCAMポストプロセッサに関する販売やサポートの依頼は、各ポストベンダーに直接行ってください。

M-POSTは、SURFCAMに標準添付されているポストプロセッサプログラムで、SURFCAMのツールパスをNC機械コントローラにポストできます。SURFCAMには200以上のM-POSTポストプロセッサがあり、主要なCNC機械メーカーに対応しています。

M-POSTでは、EDM、旋盤、2軸、3軸機械コントロール用のNCコードを作成することができます。SURFCAMユーザーが使用できるコントロールの例を挙げると、Fadal、Haas、Mazak、Fanucなどがあります。 M-POSTは、NCプログラムによく似た「使いやすい」ポストプロセッサです。ユーザーは、M-POSTのテンプレートを、結果として見たいNCコードに見えるように編集するだけで、M-POSTはそれに合ったNCコードを出力します。

SURFCAMユーザーは、M-POST NCコードを使用して、ツールパスの再ポス無しでプログラムのチェックや必要な変更を行うことができます。この「使いやすい」ポストプロセッサプログラムの利点は、ユーザーがどんなテキストエディタでも、あるいは現場でも、その場で変更を加えることができ、時間とコストの節約につながることです。

S-POSTは、SURFCAMに標準搭載されているポストプロセッサプログラムであり、主要なCNC機械メーカー向けに50以上のS-POSTポストプロセッサが搭載されています。 

S-POSTは、ユーザーの生産性を向上させるために設計された動的メニュー、文脈依存ヘルプ、および強力なFactory Interface Language (FIL)ユーティリティを表示する「使いやすい」ジェネレータモジュールを備えています。

FILは、あらゆる工作機械用のコードを生成するために、外部ファイルI/Oとツールパスファイル操作を提供します。S-POSTは、2軸から4軸の旋盤とターニングセンターをサポートし、1つまたは2つのタレットが共通または別々のスライドに設置されています。最大15軸のフライス加工やマシニングセンター、インデックステーブル、ロータリヘッド、チルトヘッドに対応します。

S-POSTは、レーザー、Wire EDM、パンチ/プレス、グラインダー、ドリル、ルーターなど、旋盤以外のNC/CNC機械もサポートしています。S-POSTにはCIMpro Javaインターフェイスが付属しています。このインターフェイスにより、NC/CNCプログラミングシステム一式にアクセスできます。

Option File Generator:

• このモジュールにより、ユーザーは専用ポストプロセッサを作成し、装置の要件を満たすコードを生成できます。プログラミング言語の知識は必要ありません。
• ポストプロセッサは、機械運動学、制御コード、データ形式、およびその他の機械制御制約を、動的なJavaユーザーインターフェイスを通じて供給することによって生成されます。ポストプロセス処理が開始されると、S-POSTはオプションファイル(パラメータファイル)を読み込み、出力変数を工作機械に適した値に設定します。
• Option File Generatorは、機械の制約とオプションを選択するときに、標準的なWindows ™ディシプリンを使用します。オプションはどの順番でも選択でき、コントロールや機械の説明と一致しない値だけを変更する必要があります。

S-POSTの利用がかつてないほど簡単に

Javaインターフェイスから、ユーザーはOption File Generatorを起動し、構成プロセスを開始します。作成プロセスを通じて、オンラインヘルプを利用できます。変更が必要なメニューのみを選択することで修正が可能です。

OmegaPost

OmegaPost®は、SURFCAMの再販業者であるCAMcad Technologiesによって設計、実装されたサードパーティの高性能CNCコードジェネレータで、SURFCAMに追加することができます。特に、高度な会話型プログラミング機能や特殊なコマンド構文を持つCNCコントローラを搭載したMillTurnセンターや機械など、複雑でプロセス集約型のCNC機械に適しています。

OmegaPostは、SURFCAMの中間ファイルを直接読み込む最新の高性能パッケージで、洗練されたロジック制御を備えた使いやすいテンプレートフォーマット言語を提供します。OmegaPostのテンプレート言語は、パワフルでありながらシンプルで、CAMに優しく、NCパートプログラマーやポストライターにとって理にかなったWYSIWYGルックのイベント駆動型です。

レジスタ名: ほとんどのポストプロセッサは26個のNCレジスタ定義しかサポートしておらず、ポストライターはこの制限を「回避」する必要があります。OmegaPostは最大10桁のレジスタ名をサポートし、各レジスタは1～32文字のプレフィックスと1～32文字のサフィックスを持つことができます。各レジスタ定義には、広範なレジスタ特性に加えて、個別のモダリティ、フォーマット、10進数処理、オフセット、他の変数への参照があります。以下に幾つかの例を示します:

このレベルのレジスタ定義パワーと柔軟性により、最も困難なHeidenhain iTNC 530 Conversationalサイクル構文(下)さえも、非常に簡単なプロセスでサポートできます:

ユーザー変数: 多くの古いポストプロセッサソリューションは、1～6桁の変数名やユーザー・イベント名しかサポートしていません。OmegaPostは、32文字のユーザー変数名とユーザーイベント名をサポートし、ポストライターに、後続の更新やデバッグがより簡単になるように、非標準関数にはるかに直感的な名前を割り当てる能力を可能にします。例：

サブルーチン: ほとんどのポストプロセッサは、エキスパートがCNCサブルーチンをサポートするように拡張できます。OmegaPostは、シンプルなコマンドスイッチとシンプルなイベントベースの構文により、ツールパスとサブルーチン配列を自動的にサポートします。

ハイブリッド機械サポート: ほとんどのポストプロセッサは、熟練工によってMillTurn CNCをサポートするように拡張することができますが、このクラスのCNC装置の効果的なサポートに必要な複数の座標系とモード切替をサポートする内蔵技術は限られています。OmegaPostには、最大32の加工モードがあり、DefineModeコマンドとModeSetコマンドにより、ポスト・ライターは、サポートされる機械に適した基準に基づいてモードを定義し、呼び出せます。

システム変数の命名: ほとんどの古いポストプロセス処理ソリューションには、技術の進化に伴って長年進化してきたシステム変数の包括的なリストが含まれていますが、それらはCNC技術の進化に従った数値順で整理されています。CAMCADは、提供するツールの使用も行っているため、微妙で重要な設計管理に細心の注意を払っています。OmegaPostのシステム変数は、機能に基づいて注意深く一貫した名前がつけられており、意味のある名前であるため、ポストライターが覚えやすいようになっています。例えば、ツール形状を扱う全てのシステム変数は、「Tool」という文字で始まります:

フィード制御に関する全てのシステム変数は、「Feed」という文字で始まります:

文書化: 実例を交えた簡潔で明快な文書は、ポストライターにとって非常に重要です。CAMCADは、クイックリファレンスガイド(システムと共に出荷され、自動的にインストールされる)に、頻繁に参照される資料が明確かつ簡潔な形式で含まれていることを確保しました。

OmegaPostの入手に関する詳細は、ここ をクリックするか、SURFCAM VAR CAMcad Technologiesにお問い合わせください。

3DPost

3DPostは、SURFCAMのために設計されたサードパーティの強力なCNCコードジェネレータで、NCコードの出力に関しては無限の潜在性と可能性を持っています。 

3DPostの直感的でグラフィカルなインターフェイスは、ユーザーのプログラミング方法にマッチしたSURFCAMプログラムのGcodeを出力します。3DPostの特徴として、ユーザーによる機械設定やコントローラ固有のパラメータの設定と再利用、機械サイクルの使用、パラメータプログラミング、サブルーチンのサポート、旋削用に独立した設定を持つ最大6軸のフライス加工、旋盤加工、フライス加工/旋削のサポート、マルチテーブルのサポート、自動ツールソート、プログラムヘッダ内のツールとワークリストによる高度なツーリングシートなどが挙げられます。フルマシンシミュレーションは、ユーザーが直接定義して3DPostから起動することもできます。

3DPostの入手に関する詳細は、 SURFCAM VAR 3D Conceptsまでお問い合わせください。