建設現場のための安全意識向上ソリューション

Hexagon 傘下のライカジオシステムズは、Leica iCON PA10 と PA80 の安全意識向上機能を拡張しました。  このモジュール型ソリューションは、重機オペレーターと作業員の安全性、認識、可視性を高め、重機と人、重機と物の衝突を防ぎます。パーソナルアラート（個人警告）ソリューションと衝突回避技術をマシンコントロールに統合することで、認識を高め、現場での事故防止に役立つ独自のソリューションを提供します。

パーソナル アラート（個人警告）ソリューション

Leica PA10 は、現場作業員が装着するデバイスと、現場の機械や車両に設置されたスタンドアロン型パネルとの通信機能を兼ね備えています。

Leica iCON PA10 は、移動する作業員が装着する事故回避装置と、現場の重機や車両内のパネルとの通信を組み合わせ、ショベルカーやドーザーなどの重機周辺での歩行者の視認性を向上させるものです。重機や移動車両周辺に3つの警戒距離を設定し、音声、視覚、振動のフィードバックを歩行者と重機のオペレーターやドライバーに提供することで、意識を高め、より安全な作業環境を提供することができます。

Leica iCON PA80はさらに、パーソナルアラート（個人警告）ソリューションを Leica MC1 マシンコントロールと組み合わせます。重機オペレーターは、車内のディスプレイに直接、視覚と聴覚で警告を受けることができます。PA（パーソナルアラート）デバイスを持つ歩行者は、50mの範囲内にいるPA80を持つオペレーターやドライバーに警告を発することができます。MC1 に統合することで車内のハードウェアを減らし、オペレーターは一か所に集中でき、現場の状況をより把握できるようになります。

衝突回避ソリューション

CAS は PA10 と PA80 の両方のソリューションに追加できます。ライカジオシステムズのマシンコントロールにパーソナルアラート（個人警告）と衝突回避技術を組み込むことで、現場での意識を高め、事故を減らすための類のないソリューションが実現しました。

 

衝突回避機能は、PA10とPA80ソリューションの両方に追加できます。衝突回避機能を使用すると、速度設定が可能です。速度超過するとアラームで通知されます。設定したエリアまたは障害物には、特定のアラーム設定が可能です。CAS システムは、800 m以上離れた他の機械と「会話」し、PA アンカーよりもはるかに遠い距離から衝突の可能性を計算することができます。

Xwatch との連携

Xwatch の Leica MC1 への統合により、ユーザーは、高さ制御、旋回制御、定格容量表示など、さらなる安全機能を活用できるようになりました。Xwatch 安全システムは、マシンの動きを監視し、正確に動きを制限するように設計されています。オペレーターは、掘削機の高さと側面の境界を制限し、作業領域を定義することで、マシン周辺の安全性を高めることができます。

 

オペレーターは、設定可能な作業領域でウェアラブルデバイスが検出されると、重機とウェアラブルデバイスの位置関係に比例して重機を減速させたり、停止させることができます。また、Leica ConX クラウドソリューションを活用することで、包括的なログを受託業者の既存の管理プロセス内で分析用として記録することができます。このソリューションでは、マシンコントロールプラットフォームに安全認識が統合されており、オペレータが機械の操作を継続する際に使用するのと同じ装置の画面に、自動的に警告が表示されます。Safety Awarenessソリューションは、ドーザー、油圧ショベル、あるいは Leica MC1 マシンコントロールシステムを使用するその他の重機で使用できます。