「Adams 2022.4」 リリース
20 1月 2023
Hexagonでは、「Adams 2022.4」をリリースしました。
Adams 2022.4では、以下の新機能の搭載・機能強化を行いました。
■View:ゼネラルブッシング・Isolator Parameter Identification Tool (IPIT)をサポート
Adams View で、ゼネラルブッシングを使用できるようになりました。従来は、Adams Car(+Adams Car Ride)でのみ利用可能でした。この要素の総力は、静的スプライン力、TFSISO (ダイナミクスの伝達関数) 力、Bouc-Wenヒステリシス力、プリロード、および粘性減衰力の合計になります。ゼネラルブッシングでは、特性情報をプロパティファイルに格納し、参照する形式を採用しています。さらに、カーブマネージャを使用し、ブッシング特性を簡単に編集できます。
また、Isolator Parameter Identification Tool (IPIT) を用いて、動的剛性と減衰の測定データから非線形の周波数および振幅依存のブッシングパラメータを同定します。ツールの出力は、モデルで使用できるようにすべてのパラメータを含むブッシングプロパティファイルです。
※ゼネラルブッシングを含むモデルの解析ではAdams Vibration ライセンスが必要です。
■Solver:コンタクト要素の摩擦モデル拡張
Adams2022.2でコンタクト要素に対し「スティクション(固着)」効果を表現可能な摩擦モデルが新たに追加されました。本バージョンでは、解析用ジオメトリ(Adams形状)にも対応しました。
■Vibration (Linear):Operational Deflection Shapes (ODS) 分析をサポート
固有値解析結果に基づく2つの新しいテーブル出力をサポートしました。
- モード毎のモーダルエネルギー:
モードごとの運動エネルギー、ポテンシャル エネルギー、および散逸エネルギー
- モード毎のモーダル有効質量および刺激係数
■Vibration:Operational Deflection Shapes (ODS) 分析をサポート
時刻歴解析の結果から実稼働振動形状(動作たわみ形状)のプロットとアニメーションを作成できるようになりました。
■Car:周波数依存ブッシング用の直列ブッシング
Adams Car の直列ブッシング機能が、Adams Ride Frequency Bushing でも利用できるようになりました。
■Car:Static Vehicle Setup (SVS) イベントの拡張
Adams2022.3でばね長さを自動調整できるようにAdams Car Spring要素には、”Ride Height“オプションを追加しました。本バージョンでは、Adams Car の Static Vehicle Setup (SVS) イベントの[Ride Height]オプションにも適用されました。
■この件に関するお問い合わせ
マーケティングコミュニケーション部 秋元
TEL: 03-6275-0870 / E-mail: hexagonmi.jp.marketing@hexagon.com
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